
鏡で自分の肌をじっくりと見た時、どうしても気になってしまうのが角栓。
特に目立つのは鼻の頭に黒くぽつぽつとできてしまう汚れであり、無理矢理除去しようとつまようじなどを使用した経験がある方も少なくないでしょう。
しかし、本来はそういったケアはNGであり、できれば角栓は正しい方法で除去することが求められています。ここでは、角栓のケアについて簡単にまとめています。ぜひ、チェックしてみてください。
角栓について知ろう角栓を除去する前に、角栓について知っておく必要があるでしょう。そもそも論として、角栓を知らなければ対処のしようがありません。
角栓を除去する前に、角栓について知っておく必要があるでしょう。そもそも論として、角栓を知らなければ対処のしようがありません。
まず、角栓のもとは角質と皮脂汚れです。角質はタンパク質でほとんどが構成されており、皮脂はその3割にも満ちません。
つまり、角質というタンパク質が毛穴の中で古くなっていき皮脂と混じり合ってできたものが、角栓と呼ばれる黒いぽつぽつの招待になります。見た目があまり良くないため、私たちは無理矢理取ろうとしてしまうがそれがかえって角栓を増やしてしまうもとにもなります。
角栓は必要なものだった?
例えば、肌を洗いすぎると余計脂性になり、ニキビができやすくなります。ニキビの原因のひとつに皮脂の過剰分泌がありますが、実際皮脂は肌にとってなくてはならないものです。
紫外線や汚れなど皮膚をダメージから守ったり、乾燥から守る役割をしている、いわゆる天然の美容液のようなものです。
それを無理に取り去ると、皮膚が危険を察知して余計に皮脂を出すという構造になっているわけです。
角栓も実は同じような働きであり、外部からやってくる細菌やウイルスなどから毛穴を守っています。この働きは私たちが止められるものではなく、むしろ人体神秘によるものと考えた方が良いのです。仮に、この角栓を無理矢理除去してしまうと、肌の皮脂のようにバリア機能を高めるために余計に角栓を作ることになってしまいます。
通常、肌のターンオーバーが正常化している方であれば角栓は最低限の数、そして勝手に外に排出していき新しい角栓ができるというサイクルを維持できるのです。
無理のない正しい洗顔が重要
角栓が一度気になりだすと、なかなかその不快感を止めることはできません。そのため、ピンセットやつまようじ、さらに毛穴用パックなどで思い切り角栓を取り除こうとしてまいます。
当然、肌にダメージがありますし、余計に皮脂を奪い去ってニキビの原因にもなり得ます。まず、角栓を上手に取り除くためには、正しい洗顔方法という基本に立ち直ることが重要になります。
強い洗顔料ではなく、肌に優しい洗顔料を使い1日2回だけの洗顔を心掛けるようにします。角栓用に特別なことをせず、まず肌のターンオーバーを正常化することに尽力しましょう。
生活習慣の改善について
さて、そんな角栓なのですが、生活習慣も大事な対策になってきます。自律神経が乱れたり、食事のバランスが崩れたり、睡眠不足という状態が続くと血流も悪くなり肌のターンオーバーが乱れます。
さらに、肌を刺激せずできるだけ優しい洗顔などを心掛けてください。
美顔器でケアも必要?
正しい洗顔をしても、なかなか改善しないという方もいるでしょう。もしかしたら、落とすべき汚れが落としきれていない可能性もあります。
そこでおすすめしたいのが、美顔器です。イオン導出入機能が搭載されているような美顔器であれば、しっかりと毛穴の奥の余計な汚れや角栓を取り出すことができます。
キレイな肌は正しいケア方法から。角質が気になったからといって、無闇に除去するのではなく、あくまで正しいケアを心掛けるきっかけにしてください。